出雲のおすすめご当地グルメ!出雲発祥の美味しいものをご紹介
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旅行・観光するうえで忘れてはいけないのが、ご当地グルメです。
ご当地グルメは、その土地の歴史が反映されたり特産品が生かされたりする料理を指します。
ご当地グルメを食べてこそ、その土地が理解できるといっても過言ではありません。
今回、出雲のご当地グルメ・ご当地甘味・ご当地パンをご紹介します。お土産としてもおすすめです。
出雲を訪れる際は、ぜひ出雲のご当地グルメを堪能してくださいね。
目次
出雲のご当地グルメ
ご当地グルメは、地域独自の食材・組み合わせ・調理で仕上げた料理。
地元の人々に愛されている料理であり、地域おこしとしても注目を集めています。
今回ご紹介する出雲のご当地グルメは、出雲大社に関係のある料理です。
出雲を観光する際には、ぜひ味わってくださいね。
出雲のご当地グルメ「うず煮」
出典:https://miyage-guide.jp/goods/item-5965/
うず煮とは、ふぐからとった出汁にとろみをつけ、そのなかにご飯を入れた雑炊のような料理です。お好みでわさびを入れるため、お茶漬けといえるかもしれません。
旧暦元旦、出雲大社では一年間の福徳を願うことを目的として「福神祭(ふくじんさい)」という神事が執り行われます。
福神祭に携わる人々にふるまわれた伝統的なおもてなし料理が、うず煮です。
ふぐの上品な香りと、やさしい出汁でサラサラと食べられる料理です。
寒さに厳しい時期にふるまわれることもあり、とろみがついた出汁は冷めにくい特徴があります。体がほっと温まる味わいは、お酒を飲んだあとにもおすすめです。
出雲のご当地グルメ「出雲そば」
出雲そばは、出雲のご当地グルメの代表といっても過言ではありません。
蕎麦をご当地グルメとしている地方は多くありますが、なかでも出雲そばは日本三大蕎麦のひとつとして広く知られています。
また、出雲そばには「割子そば」「釜揚げそば」の二通りの食べ方があります。
釜揚げそばは、茹でたそばをそば湯と一緒に器に盛り付けてそこにお好みのツユや薬味をかけて食べるそばです。
寒い季節、出雲大社の参拝客や、神事に関わった人へふるまった大切な食べものといえるでしょう。
割子そばは赤く丸い容器にそばを盛り付け1段目を食べ終えたら残ったツユをそのまま2段目・3段目にかけて食べるのが特徴です。
江戸時代ではそばを四角い重箱に盛り付けて食べていましたが、洗いにくく汚れがついてしまうため現在の丸い形の割子へ変わっていきました。
お土産としても人気の出雲そばはお店によって、蕎麦の味わい・食感・ツユが異なります。
いくつかの出雲そば屋を巡り、お店ごとの特徴を味わってみるのもおすすめですよ。
出雲そばに関しては、以下のブログで詳しく紹介しています。
出雲のご当地グルメ「出雲そば」を手軽にたのしむ
現在、出雲そばの本田屋が製造・販売している「レンジで3分出雲そば」は、蕎麦を食べるときの手間が省かれた商品です。
蕎麦は茹でるだけで食べられる美味しい料理。とはいえ、意外と準備や片付けの手間がかかります。
鍋を用意・お湯を沸かす・茹でる・あらう。食べたあとは、鍋・器・ザルを洗わなければいけません。
一方、「レンジで3分出雲そば」は電子レンジで温めるだけで、美味しい出雲そばを食べることができます。
気軽に手軽に出雲そばが食べられる一品です。
また、注目すべきはアゴダシとかつおの削り節を使用したツユです。
さっぱりとした甘みのある上品な味わいは、蕎麦を茹でた際の蕎麦湯とともに飲むのがおすすめ。
ほっとするやさしい味を堪能できるだけでなく、蕎麦の栄養を余すことなく食べることができるおすすめの一品です。
出雲のご当地甘味
全国には美味しい甘味がたくさんあります。今回ご紹介する甘味は、出雲が発祥の甘味です。
甘味は持ち帰り用として販売されることや、賞味期限が比較的長いものがあるため、お土産としても自宅用としても購入しやすいといえます。
とくに出雲のご当地甘味は、長い歴史をもっている伝統的な一品です。
長い間地元の人々から愛されている甘味を、ぜひ味わってみてくださいね。
出雲のご当地甘味「ぜんざい」
出雲は、ぜんざいの発祥の地といわれています。
ぜんざいは、小豆を砂糖で甘く煮たものに、餅・白玉団子・栗の甘露煮などを入れた和の甘味。全国的に食べられている甘味ですね。
いろいろな説がありますが一説によると、出雲地方の「神在餅(じんざいもち)」に起因しているとか。
旧暦の10月、出雲地方には全国の神々が集まります。
このとき、「神在祭(かみありさい)」という神々を迎えるための神事が行われます。
神在祭では「神在餅(じんざいもち)」が振る舞われ、神在餅が出雲弁に訛って「じんざい」「ずんざい」「ぜんざい」として広まっていったそうです。
参考:神在祭/しまね観光ナビ
ぜんざいは、お店によって具が異なります。
紅白白玉団子ぜんざい・温ぜんざい・冷ぜんざい・縁結びぜんざいなど、お気に入りのぜんざいを見つけてみてはいかがでしょうか。
出雲のご当地甘味「出雲駄菓子」
出典:https://jigemonshop.net/?pid=23219868
独自の製法で焼き上げたやさしい甘さ小麦煎餅のなかには、蜂蜜が練り込まれています。
蜂蜜のまろやかさも相まって、噛むほどに甘みが口の中に広がりますよ。
さらに、蜂蜜ふらいは甘いだけではありません。
天日塩のほどよい塩加減は、素朴な味わいのなかにクセになるアクセントを生み出します。
ぱりっと焼き上げられた煎餅には、そら豆で作られたやわらかいフライビンズは食感も楽しめるお菓子です。
お茶請けとしてだけでなく、アイスに添えるトッピングとしての食べ方もおすすめ。
出雲駄菓子は蜂蜜ふらいのほかにも、ゆずの砂糖漬け・玉子せんべいといった種類もあります。
出雲のご当地パン
ご紹介したグルメ・甘味以外にも、さまざまなご当地グルメがあります。
ご当地パンもそのひとつ。
給食で食べられていたりスーパーで売られていたりと、地元に住む人々と密接な関係性にあることが多いです。
つづいて、出雲に住む人々から愛されているご当地パンをご紹介します。
出雲のご当地パン「バラパン」
バラパンは、有限会社なんぽうパンがひとつずつ手作りで製造されている出雲ご当地パンです。
70年以上変わらない作り方・バラの花をモチーフにしたビジュアルで、世代を越えてさまざまな人から愛されています。
バラパンのおすすめの食べ方は、一枚一枚パンの花びらをちぎって食べるのがおすすめです。
中心部分までしっかりクリームが入っているので、最後までほのかなバラパンの甘さを味わうことができます。
出雲市が推奨する「出雲推奨商品 おいしい出雲」に認定されたバラパンは、お土産としてもおすすめするご当地パン。
出雲を観光しながらの食べ歩きにもぴったりですよ。
出典:有限会社なんぽうパン
出雲のご当地パン「バラパン」はどんなパン?
山型のパンがくるくると渦状に巻かれている形は、バラの花びらを連想させます。
生地のあいだに入っているのは、自家製のバタークリーム。
滑らかな舌触りの白いクリームは甘さ控えめで、口の中に入れるとほんのりとミルクのような風味が広がります。
独特のビジュアルをもつバラパンは、「バラの花のような美しいパンを作りたい」という思いがきっかけとなり開発されたそう。
とはいえ、バラをイメージした出雲のご当地パンは簡単に製造できるものではありません。
バラパンにはいくつかの職人技が必要です。
クリームがあふれないように生地の真ん中に均等に絞るスキル・歪みが生じないようにしながらもふんわりと巻くスキルが大切。
4人から5人の限られた職人にしか作れない、職人の技が光るご当地パンなのです。
有限会社なんぽうパン オンラインショップ
出雲のご当地パン「バラパン」のラインナップ
出雲のご当地パンであるバラパンは、2022年6月現在、5つの種類が製造されています。
定番のバラパンはバタークリーム味。姉妹品であるバラパンは、「コーヒーバラパン」「抹茶バラパン」そして小倉あんの入った「和風バラパン」の3つです。
ほかには、出雲御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)の夕日が日本遺産に認定され、開発された「夕日バラパン」。
バラパンをラスクにした、「バラパンラスク」があります。
とくに女性人気が高いのは、夕日バラパンだそう。
夕日をイメージしたマーマレードクリームの酸味と、やさしい甘さのバタークリームのハーモニーは絶妙とのことです。
出雲のご当地グルメまとめ
今回、出雲のご当地グルメを紹介しました。
ご当地グルメは、その土地でよくとれる食材や、その土地の習慣が反映されたものです。
従って、ご当地グルメを堪能することは「出雲の地」を知ることにもつながるといえるでしょう。
もし、出雲に行きたくても行けない…なんて場合は、オンラインショップもおすすめ。
ご紹介したご当地グルメをオンラインショップで手に入れて、ちょっとした旅行気分を味わうのもよいかもしれませんね。
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