そばのプロが教える失敗しない美味しい蕎麦のゆで方とは?
お蕎麦辞典そばの豆知識ブログ
蕎麦は日本の伝統的な食品の一つです。
そのシンプルながら奥深い味わいは、正しいゆで方によって大きく左右されます。
ここでは、その伝統を尊重しつつ、家庭でも美味しく蕎麦をゆでる方法を本田屋独自の目線でご紹介します。
「そばのゆで方」と一言で言っても色々な種類がありますよね。
すでに茹でてあり温めるだけの「ゆでそば」
つるつるした食感が特徴の「干しそば(乾麺)」
本格志向の方に好まれる「なまそば」や「半生そば」など様々です。
あくまでも、メーカーが推奨する、パッケージに記載されているゆで時間や調理方法を守っていただくのが重要になりますが、おさえておきたいポイントを紹介いたします。
そのポイントさえ押さえていれば美味しいそばが出来る事間違いなしです。
では、さっそく始めましょう!
【1:準備する】
せっかく時間を計っても、手間取ってしまっては意味がありません。
準備を整えてから茹ではじめましょう。
- 大きな鍋
- ボウル、ざる
- 氷水(ボウルで冷やしておきます)
- つゆ
- 具材など(調理に必要なモノ)
- 丼
- 薬味など
※メーカーによってゆで方が異なります。指示に従って調理してください。
【2:お湯を沸かす】
ここが重要なポイントの一つになります。
鍋肌に小さな気泡がプツプツとつく程度ではなく、大きな鍋で、お湯をグラグラ沸騰させます。(中~強火)
※必ず沸騰したところに「そば」をほぐしながら入れるようにしましょう。
(やけどに注意)
【3:ゆでる】
はしで軽くほぐします。
かき混ぜすぎると麺切れの原因にもなります。軽くそばをほぐしてからはお湯の対流で茹でるようにします。(中~強火)
吹きこぼれないよう火力で調整します。
※差し水はしないでください。(お湯の温度は下げない。)
お好みではありますが、「ゆで時間〇〇分」と書かれている推奨ゆで時間よりも、約30秒~1分長めに茹で、この後に続くすすぎで、氷水を使った方が、そばの角が立ちのど越し、食感が良くなります。
一番やってはいけないことは、芯までゆであがっていないこと。
お湯が完全に沸騰していないところに投入したり、たくさんの食数を一度に投入するなど、何故避けた方が良いかというと、お湯の温度が一気に下がってしまうからなんです。
そば1本、1本にしっかり熱が加わり、そばが芯までゆっくり水分を吸うことで初めて美味しいそばが出来上がります。
長めに茹でるのも、芯までしっかり火を通す為なのです。
【4:すすぐ】
時間になったらそばをざる又は箸ですくい上げ、手早く流水ですすぎます。
※お湯は残します。
ざるそば⇒5に進む。
かけそば⇒7に進む。
【5:しめる(けしょうみず)】
さらに「氷水」でしめる事で角が立ち、コシや口当たりが大きく変わってきます。
【6:ざるそば】
ざるなど、器に盛付けお好みの薬味とつゆでお召し上がりください。
本田屋特製のそばつゆも絶品です。
【7:かけそば】
流水ですすぎ、ぬめりを取ったそばをゆで湯の中に入れ温めます。
温まったそばをどんぶり又は器に入れ、お好みのつゆと薬味でお召し上がりください。
【8:そば湯を愉しむ】
保存料(酒精、pH調整剤、食酢)を使わない、本田屋のそばは、そば湯もお召し上がりいただけます。
※塩味を確認しながら、そばつゆや焼酎でお楽しみください。
いかがでしょうか?
「ゆでそば」にこのゆで方は当てはまらないかもしれませんが、
「生蕎麦」や「干しそば」にお試しください。