知ってるようで知らない!そばがきの食べ方や作り方をご紹介
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そば屋で酒のつまみとして親しまれる「そばがき」。
そば粉を使った料理として麺状のそばよりも先に生まれた、歴史ある食べ物です。
消化吸収が良く蕎麦の栄養を効率よくとることができることや、小麦を使わないことからグルテンフリーとして健康食の一つとして注目されています。
そんなそばがきの誕生の経緯や、現代でのおいしい食べ方などをご紹介します!
目次
そばがきってどんなもの?
そばがきは、そば粉に湯を加えて練り混ぜ、塊にしたそばの団子のことです。
そば粉100%で作られることがほとんどであり、細長いそばよりもかんたんに作れるとあって、そば産地などではおやつとしても親しまれています。
そばがきの誕生は明らかになっていませんが、鎌倉時代には食べられていたのだそう。
というのも、この時期に中国から挽き臼が伝来し、そばを挽いてそば粉することができるようになったと言われているためです。
江戸時代の半ばまではそば料理といえばそばがきでしたが、団子状のそばがきを切って食べる「そば切り」が生まれてからは、現代のような麺状のそばが一般的になったととされています。
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そばがき作りのバリエーション
そばがきは、そば切りのようにずるずるっとのどごしを楽しむものではなく、口の中でしっかりと噛んでそば独特の風味を楽しむ食べ物です。
おいしく食べるためには、柔らかすぎず固すぎずの絶妙な硬さのそばがきに仕上げる必要があります。
そんなそばがきは、作り方によって「椀がき」と「鍋がき」という2種類に分けられます。
以下で詳しく両者をご紹介します。
椀がき
椀がきは、そば粉に熱湯を注ぎ入れ、一気にかき混ぜて団子状に仕上げたもの。
全体がしっとりまとまれば出来上がりで、茹でたり蒸したりはしません。
出来上がったそばがきは、箸などで小さく取って醤油やそばつゆにつけていただきます。薬味をトッピングしてもGOOD。
鍋がき
一方鍋がきは、鍋にそば粉を入れて水を加え混ぜ合わせた後に、鍋を火にかけてさらに練り混ぜながら仕上げます。
焦げ付かないように注意しながら練り混ぜるのがポイント。
出来上がったら形を整え、お湯をはった器に浮かせて完成です。
椀がきと同じく、箸などで小さく取り分けて醤油やそばつゆにつけ、薬味とともにいただきます。
そばがきの郷土料理
そばがきを少しアレンジしたような、昔ながらの郷土料理を以下で2つご紹介します。
早そば
ひとつは長野県の栄村と山ノ内町須賀川で食べられる「早そば」です。
これは鍋がきの要領で火にかけながらそば粉を練り上げ、少し固まってきたところで、茹でた千切り大根を加えて団子状にしたもの。
千切り大根がほどよい新鮮さとアクセントをプラスし、そばがきとはまた異なる風味が楽しめます。
長野県の選択無形民族文化財にも指定された「早そば」。
ご家庭でも手軽に作れるので、ぜひトライしてみてはいかがでしょう。
そばがきしるこ
ふたつめは、長野園松本市をはじめ、さまざまな場所で食べられる「そばがきしるこ」。
おしるこの餅をそばがきにしたもので、あんことそばの意外なおいしさが発見できます。
ぜんざいのように、煮詰めたあんをそばがきにかけてもおいしいです。
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そばがきとガレットは共通点がたくさん
フランスのブルターニュ地方の郷土料理であるガレットは、そば粉・塩・水を練った生地を焼いて作ります。
そばがきはそば粉と水を練って団子にしたものであるため、形は違うものの似た料理だといえるのではないでしょうか。
さらに、そばがきとガレットは誕生したきっかけもよく似ています。
そば粉のもとになるそばの実は痩せた土地でも育ち、3か月ほどで収穫できる食物です。
そのため、小麦や米などの栽培が適していない土地でとくに盛んに栽培されています。
また、炭水化物のほかに必須アミノ酸を含むたんぱく質やビタミン、ミネラル、ルチンというポリフェノールまで含まれ、栄養価の高い食材です。
生育環境を選ばない強さや栄養価の高さから、日本やフランスだけでないさまざまな国で重宝されています。
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そばがき作りは失敗する?「そばがきの素」なら失敗なし!
そんな栄養価の高いそば粉を100%使用したそばがきですが、作り方を失敗すると粉っぽさが残り、本来の風味をたのしめません。
そこでここでは、そばがき初挑戦の方も失敗せずにおいしく食べられるよう、本田屋が製造・販売する「そばがきの素」をご紹介します。
失敗しないそばがきの作り方!ふわふわな食感を楽しもう!
本田屋の「そばがきの素」の特徴
「本田屋」は、創業百余年の老舗。
出雲そばの製造メーカーです。
現在では、保存料や食品添加物不使用の生そば・乾そばを製造し、家族みんなが安心して食べられるそば商品を展開しています。
そんな本格出雲そば本田屋が作る「そばがきの素」は、希少な島根県産のそば粉を100%使用した商品。
失敗のないそばがきの素を完成させました。
「そばがきの素」を使ったそばがきの作り方
そばがきの素を使用した実際の作り方は以下のとおりです。
1.粉を器に入れる
1袋には、1人前50gが2つ入った合計2人分が入っています。
2.そば粉50gに対しお水を80cc〜100cc入れる
80cc入れると「むちむち」、90ccで「もちもち」、100ccは「ふわふわ」なそばがきが完成します。
3.手早く混ぜ合わせる
混ぜ続け、粉っぽさがなくなり粘りが出れば完成です。
醤油やめんつゆ、薬味などを用意することで贅沢なお酒の肴となるでしょう。
電子レンジ(700w)で1分加熱すると、よりなめらかなそばがきが出来上がります。
そばがきとお水、必要であれば電子レンジの加熱のみで、かんたんにそばがきが作れます。
お水の量や電子レンジの有無によって、ぜひお好みのそばがきを作ってみてください。
「そばがきの素」の口コミ
最後に、「そばがきの素」を使用したアンバサダーさんの口コミをご紹介します。
食べ方や盛り付けなども一緒に、参考にしてみてください。
@3yuyan3 さん
この投稿をInstagramで見る
@miyaashi_ さん
この投稿をInstagramで見る
そばがきの特徴である、もちもち食感やそばの香りがたのしめるといった声がありました。
また、あんこをのせて食べることで、そばがきも立派なスイーツにもなるため、栄養価を気にしたデザートを食べたい方にもおすすめです。
そばがきをおいしく食べよう!
そば切りは素早く食べないと伸びてしまうので、テーブルに運ばれたらすぐにいただくのがマナーですが、そばがきは伸びることがないため、ゆっくりと味わうことができます。
つまり、お酒のお供としてちょびちょび食べることができるというわけです。
日本酒や焼酎など好みのお酒と合わせて食べるそばがきはまた格別。
そば屋さんで見かけたら、ぜひオーダーしてみてください!
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