めんつゆをお弁当に入れる方法は?持って行き方や麺を入れるコツを紹介
お蕎麦辞典そばつゆブログ
「お弁当のバリエーションを増やしたい」
「夏バテで麺しか食べられない」
「健康習慣としてそばを食べたい」
お弁当にそばやそうめんを持って行きたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、お弁当としてめんつゆを持って行くのは少しハードルが高いと感じますよね。
そこで今回は、めんつゆをお弁当で持って行く方法や麺を入れるコツについて紹介します。
めんつゆと麺の持って行き方を知ることで、お弁当のバリエーションが広がりますよ。
目次
江戸時代からそばは持ち運ばれていた
日本三大そばのひとつである出雲そばは、朱く丸い割子に入れて食べられ、「割子そば」と呼ばれることも少なくありません。
割子とは、重箱のことをさしており、重箱は今でいうお弁当です。
出雲の割子そばは、松江の城下町でそばを四角い重箱に入れて、持ち運んでいたことが由来とされています。
しかし、角のある重箱は洗いにくく、野外で食べる食材を入れるには衛生上良くないことから、洗いやすい丸い形になったと言われています。
食べる直前にかけるそばつゆは、土瓶のような容器に入っていました。
江戸時代からお弁当として持ち運ばれていたことから、現代でもお弁当として持ち運ぶことは可能です。
お弁当にめんつゆを持って行く方法
めんつゆは液体であることから、持ち運びに不安を感じる方もいるでしょう。
しかし、持ち運び方を工夫するだけで、心配なく持ち運ぶことができます。
「何に入れていけば良いのだろう?」「専用の容器は必要?」と悩んでいる方は参考にしてみてください。
ペットボトルに詰める方法
夏にめんつゆをお弁当として持っていくのにおすすめの容器がペットボトルです。
200mlのペットボトルは、1〜2人前のめんつゆを入れて持って行きやすいちょうど良いサイズでしょう。
希釈する水を予めペットボトルに入れて凍らせておき、持って行く当日に濃縮したそばつゆを凍らせたペットボトルに注ぎ入れることで、夏場でも冷たいめんつゆを持って行くことができます。
しかし、食べる時間になっても凍らせた水が溶けていない場合も考えられるため、薄める用の水を持っておくと安心です。
めんつゆ専用の小瓶を使う方法
魔法瓶のような容器にめんつゆを入れることで、夏場は冷たく、冬場は温かいめんつゆを持っていくことができます。
近年では、120〜180mlのスリムな水筒も簡単に購入できるようになったため、めんつゆ専用の容器として使用しても良いでしょう。
通常は水筒として使えますが、めんつゆを入れると匂いが気になる方は、めんつゆ専用の容器としての使用をおすすめします。
めんつゆの小分けパックを使う方法
コンビニのそばやそうめんに付属しているようなめんつゆの小分けパックを使うことで、コンパクトにめんつゆを持って行くことができます。
凍らせておくことで、持って行く当日は保冷剤の役割も果たし、冷たいめんつゆで麺を楽しむこともできるでしょう。
ただし、小分けパックのめんつゆはスーパーなどでほとんど売られていないため、通販などで事前に購入しておく必要があります。
また、めんつゆの小分けパックは長期保存を前提としているため、通常のめんつゆよりも化学調味料や添加物が多く入っていることがあります。
添加物が気になる方は、いつも食べているめんつゆを持って行く方法を取り入れてみてください。
めんつゆは持ち帰りが基本
余っためんつゆは水道に流さず、持って帰るのが基本です。
最後までおいしく食べるためにも、めんつゆを少し多めに持って行く場合があるでしょう。
しかし、余っためんつゆを水道に流すのはNG行動です。
めんつゆを水道に流すことで排水溝が詰まったり、嫌な匂いの原因となる場合があります。
最近は、余っためんつゆに振りかけて混ぜるだけで固まってくれる便利な商品も出ています。
持ち帰るのが面倒な方は、このような商品をお弁当と一緒に持っていきましょう。
固まっためんつゆはそのまま燃えるゴミに捨てられるので便利ですよ。
麺をお弁当入れる際のコツ
そうめんやそばなどの麺をお弁当にいれるときのコツをいくつかご紹介します。
そうめんやそばは時間が経つと、麺同士がくっついてしまうため、お弁当に入れるコツを理解し、ストレスのないランチタイムにしましょう。
水気をよく切る
麺に水分が残っているとのびてしまうため、水気をよく切ってからお弁当に詰めていきましょう。
さらに、お弁当に入れるさいは、フォークで一口サイズにくるくると巻いて、手で水を絞りながらお弁当に詰めるのがおすすめです。
小分けに入れることで、水分がよく切れ、食べるときにも楽になるでしょう。
仕切りを使う
時間が経つと麺同士がくっつき、取りにくくなってしまいます。
そのため、一口サイズに分けた麺と麺の間に仕切りを挟むと取りやすく、食べやすくなります。
シリコンカップやバランなどを使って仕切っても良いですし、大葉やハム、スライスしたきゅうりなど食べられる仕切りもおすすめです。
しかし、海苔を仕切りにすると麺と一緒にくっついてしまうのでおすすめできません。
茹でるときに牛乳を入れる
そばをお弁当に入れる際は、茹でるときに少量の牛乳を加えてみてください。
そば1人前、水1.5リットルに対して、大さじ2杯の牛乳を加えます。
水が沸騰したら、そばを入れる前に牛乳を加えて、表示時間を守ってそばを茹でることで、そばに牛乳の脂肪分がコーティングされ、くっつきにくくなります。
茹で終えた麺は、たっぷりの水でしっかりゆすいでください。
めんつゆのレシピ
続いて、お弁当に入れたいおいしいめんつゆのレシピを紹介します。
添加物が気になる方や市販のめんつゆより本格的に食べたい方におすすめのレシピです。
減塩している方や甘めのめんつゆを作りたい方も、ぜひ参考にしてみてください!
基本的なめんつゆの作り方
めんつゆは基本的に「だし」と「かえし」を作り、お好みの濃さに混ぜ合わせることで作ります。
必要な材料は以下のとおりです。
【だし】
- 煮干し(または鰹節と鯖節)
- 昆布
- 水
【かえし】
- 醤油
- みりん
- 砂糖
だしを取り、かえしの材料を煮立てて熟成させて、食べる直前に2つを合わせてめんつゆを作ります。
だしには、煮干しや鰹節、鯖節を使用しますが、だしパックで簡単に取ってもおいしいめんつゆができます。
作り方は以下の記事を参考にしてみてください。
塩分控えめのめんつゆ
血圧が高い方や塩分が気になる方は、減塩のめんつゆを作ってみましょう。
スーパーでも減塩めんつゆを目にする機会も増えてきましたが、添加物が気になる方は手作りがおすすめです。
減塩醤油を使うことで、減塩めんつゆが簡単に作れます。
また、減塩醤油でなくても濃口醤油と淡口醤油では、濃口醤油のほうが塩分量を抑えられます。
基本的なめんつゆの作り方ではだしとかえしを別々に作り、最後に合わせますが、より簡単に作りたい方は、材料をすべてお鍋に入れて30分ほど寝かせた後に火にかけ、沸騰させて5〜6分煮立たせます。
鍋ごと冷ましたあと、ざるで漉して保存容器に入れるとより簡単にめんつゆが作れます。
甘いめんつゆ
甘いめんつゆと言えば、日本三大そばのひとつである「出雲そば」のそばつゆを思い浮かべる方もいるでしょう。
甘いめんつゆを簡単に作りたい方は、基本の作り方の醤油を甘口醤油にかえることで作れます。
甘口醤油は九州に多く、特に鹿児島県などの南九州地方の甘口醤油はしっかりと甘みが感じられるでしょう。
甘口醤油のなかには、人工甘味料を使用しているものもあるため、添加物が気になる方は原材料をチェックする必要があります。
甘口醤油に頼らず、自宅にある醤油で作る場合はかえしに入れるみりんや砂糖の量を少しずつ増やしてみてください。
醤油とみりんを同量にすることで、ほかの料理にも使いやすい甘い味付けになります。
アレンジめんつゆレシピ
「めんつゆで食べるのは飽きた!」という方におすすめなのが、めんつゆにプラスワンするアレンジです。
めんつゆに白味噌と白ごまを混ぜ合わせることで、簡単にごまだれの完成。
作るときは白味噌と白ごまを混ぜ合わせたところに、めんつゆを少しずつ入れてのばしていきましょう。
きゅうりやみょうがなどの薬味と相性抜群のつけだれになります。
また、めんつゆにラー油とにんにくを入れると、あっという間にピリ辛めんつゆの完成です。
お子さんがいても、辛いものを食べたいママやパパにもおすすめです。
簡単!めんつゆを使ったお弁当レシピ
手作りしためんつゆが余ったときは、めんつゆを使ったお弁当レシピを作ってみましょう。
めんつゆは基本的な調味料が入っており、旨味も十分です。
めんつゆに漬けるだけのレシピ
めんつゆと調味料、具材を漬けるだけの簡単レシピをいくつか紹介します。
- 茹でたブロッコリー1房
- めんつゆ200ml
- 塩昆布
3つの食材をポリ袋やジップロックに入れて、2時間寝かせたら完成です。
- ゆで卵3個
- めんつゆ200ml
ゆで卵をめんつゆに漬けておくだけで、煮玉子の完成です。
お弁当のおかずとしても喜ばれる一品になるでしょう。
めんつゆと炒めるだけのレシピ
続いて、めんつゆと調味料、具材を炒めるだけの簡単レシピを紹介します。
- 人参1本
- めんつゆ大さじ1
- ごま油大さじ1
- ごま適量
人参を細く切り、ごま油で炒め、めんつゆを絡めて水分を飛ばしたら完成です。
お好みのごまを適量ふりかけたら、お弁当の立派なおかずになります。
- ピーマン10個
- 酒大さじ2
- めんつゆ大さじ2
- じゃこ大さじ2
ピーマンを食べやすい大きさにカットし、多めの油で炒めたら、酒とめんつゆ、じゃこを入れて水分が飛ぶまで炒めたら完成です。
お弁当に入れることで彩りがプラスされますよ。
健康を意識したお弁当には本田屋の出雲そば
手作りのめんつゆやおかずを取り入れた、健康的な麺のお弁当。
そんなときにぜひ食べて頂きたいのが、島根県出雲に工場を構える本田屋の完全無添加の出雲そばです。
先代から続く無添加の出雲そば作りは、小さなお子さんだけでなく、家族の健康を支えることでしょう。
特に出雲そばは、「挽きぐるみ」と呼ばれている製法で作られており、栄養価の高いそばの実を丸々使用しています。
甘皮付近に多いとされるそばの栄養価も余すことなく麺に練り込まれ、そばは風味も豊かであり、手作りめんつゆのだしの香りにも負けないおいしさです。
本田屋は通販に特化した出雲そばメーカーのため、商品のバリエーションも豊富に展開しています。
健康習慣としてそばを日常に取り入れたい方や家族の健康を守りたい方など、ぜひ一度本田屋の出雲そばをお試しください!
めんつゆをお弁当に入れてバリエーションを増やそう!
今回はめんつゆをお弁当で持って行く方法や麺を入れるコツについて紹介しました。
小さなペットボトルや120〜180mlの小さな水筒にめんつゆを入れていくことで、移動中にこぼれる心配もありません。
また、ペットボトルに希釈用の水を入れ、凍らせておくことで外出先でも冷たいめんつゆを楽しめます。
残っためんつゆを水道に流してしまうと、水道の詰まりや匂いの原因となるため、持ち帰るのが基本です。
めんつゆの凝固剤も購入できるため、持ち帰るのが面倒な方はお弁当と一緒に入れておくと良いでしょう。
添加物が気になる方やいつもと違っためんつゆを楽しみたい方は、手作りめんつゆにも挑戦してみましょう。
麺とめんつゆをお弁当に入れて、いつもと少し違ったランチを楽しんでください!