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東京・調布のご当地そば!「深大寺そば」を食べてひと息つこう

深大寺そば

「人が集まるところにそば屋あり!」と断言したくなるほど、日本中、たとえ小さな街であってもそば屋を見つけることができます。
中でも神社仏閣など参拝客が大勢訪れる場所では、独自のそば文化が発展。

私たちの地元・出雲にも、出雲大社をはじめ奥の院が数多く存在し、「出雲そば」も知られるようになりました。

東京都・調布市の深大寺周辺で食べられる「深大寺(じんだいじ)そば」も、そんな神社仏閣由来のそばといえます。

出雲そばの特徴と美味しい食べ方を徹底解説

深大寺そばの始まり

かつて、東京都・調布市の深大寺周辺の土地は米作りには向かず、そば作りに適した気候や土地だったのだそうです。
そのため、当時300軒ほどあった農家の約半分がそばを作ってしのいでいたよう。

 

「深大寺そば」と全国的に知られるようになったのにはいくつかの諸説があります。
まず一つ目は、「農家が深大寺へそばを寄進し、参拝客に振る舞って広まった説」。
江戸時代、深大寺近辺の農家たちが献上したそば粉を、深大寺がそばとして打ってもてなしたのがきっかけとの説です。

 

二つ目は「徳川家光の賞賛説」。鷹狩の際に深大寺に立ち寄った三代将軍徳川家光は、その際に寺僧が打ったそばの味を気に入り、以後毎年献上するようになったとのこと。

 

そして三つ目が、「抗弁法親王(こうべんほっしんのう)の賞賛説」。深大寺の総本山・上野寛永寺の抗弁法親王が、深大寺そばを大層気に入っており“献上そば”として用いられていた説です。
さらに江戸後期、御家人であり狂歌師であった大田南畝(おおたなんぽ)が深大寺そばを食べ、宣伝したことで名がぐっと広まったともされています。

 

深大寺そばってどんなそば?

深大寺そばは、「出雲そば」の釜揚げそばや「越前そば」のおろしそばのように、決まった食べ方があるのではなく、もりそば、ざるそば、天ぷらそばなど各々好みの食べ方でいただくことが多いようです。

そば粉だけで仕上げる十割そばや、2割のつなぎを使う二八そばなど、その形式もさまざま。一説には太めのそばが多いとされていますが、こちらも店舗によっていろんな種類が提供されているようです。

 

深大寺について

深大寺参道

深大寺は天平5(733)年に建立され、縁結びにご利益があるとして信仰されるお寺です。
東日本最古の国宝仏として知られる「銅造釈迦如来像」を安置するほか、重要文化財の「梵鐘」など、さまざまな国宝を所有。
初夏には力強い緑の風景、秋には美しい紅葉が見られ、地元の人から観光客まで多くの人が訪れます。

 

毎年11月には「深大寺そば祭り」が開催され、そば職人によるそば切りの基本技を披露した後、深大寺に奉納します。
そのほか期間中には「深大寺そば巡り」と題し、深大寺そばの名店に“少なめ盛り”でオーダーしてたくさん食べることもできるようです。
この期間にぜひ訪れて、さまざまなおいしさを楽しみたいものですね。

 

深大寺そばの有名店に行ってみよう

深大寺エリアには、現在も20軒以上のそば屋があります。
風情豊かな店構えを見ているだけで観光気分が盛り上がるもの。ぜひそばの名店で深大寺そばを味わってみてはいかがでしょうか。

 

まずは深大寺そばの最古参「元祖 嶋田家」をご紹介。
文久年間創業で、現在は5代目がそば打ちを行なっています。石臼で挽いたそば粉を使用し、コシが強く力強い伝統の味わいが楽しめます。深大寺山門前にあり、参拝後に立ち寄りやすいのも魅力。深大寺ならではの自然を楽しみながら香り豊かなそばをいただきましょう。

 

また1994年創業の「湧水(ゆうすい)」も人気のそば屋。
店頭で店主が打つそばは、新鮮でじつに風味豊かです。行列ができることも多いので、ゆっくり時間をとって訪れたいものですね。

 

東京都心からのアクセスもよく、多くの人が気軽に行けてさまざまな楽しさが発見できる深大寺エリア。
参拝とともに奥深いそばの味わいをぜひ楽しみましょう!

 

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