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そば粉から作られるフランス郷土料理「ガレット」

ガレット

フランス北西部で誕生した「ガレット」は、そば粉で作られる料理のひとつ。クレープの元祖ともいわれるこの料理は、どのようにして生まれたのでしょうか。ガレットの歴史をひもときながら、種類やレシピなどもご紹介していきます!

 

ガレットってどんな料理?

ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、薄く丸く焼いたそば粉入りの生地で、チーズやハム、卵を包んで提供されます。

 

ガレットの歴史は、なんと紀元前7000年から始まったとされています。当時、太陽の熱でアツアツになった平らな石の上に、そば粉で作ったおかゆをこぼしてしまったのだそう。

すると、おかゆは石の上でジューっと焼け、固まったといいます。これを食べてみたところなんともおいしく、これが後のガレットになっていったようです。

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ブルターニュ地方で発達したそば作り

ブルターニュ地方は海に面しており、雨も多く湿気も強いエリアだったため、かつては小麦が育ちにくい環境でした。

そこで救世主となったのがそばです。そばは痩せた大地でも育ちやすく、また小麦よりも成長が早くぐんぐん育つので、ブルターニュ地方に住む人にとって頼りになる食物だったのです。

そんなブルターニュ地方で主食として食べられていたのが、ガレットというわけです。ガレットは朝・昼・晩問わずに食べられ、地元の人にとってはとても親しみ深い料理。街のあちこちにクレープリーがあるそうです。

近年では日本でも専門店が増え、さまざまな場所でガレットが食べられるようになっています。

 

クレープとは違うもの?

クレープ

ガレットと同じく、クレープも生地を丸く薄く焼いてトッピングを楽しみます。似ている料理ではありますがフランスでは明確な違いがあり、そば粉を使った生地でチーズやハムなど塩気のあるトッピングを施したものがガレット、小麦粉を使った生地でクリームやカスタード、フルーツなど甘いトッピングを施したものがクレープ、とされています。

なお歴史もガレットのほうが古く、そば粉のガレットがフランス全土に広まった後、19世紀に入ってから小麦粉を使ったクレープが生まれたのだそうです。

 

ガレットの作り方

ガレット

ガレットの生地はそば粉と卵、塩、水という、とてもシンプルな材料で作られます。

作り方もとても簡単で、ボウルにそば粉を入れて、溶き卵・塩を加えて混ぜ、水を少しずつ入れて液状になるまで混ぜるだけ。クリーミーな味わいに仕上げるために、水とともに牛乳を入れる場合もあるようです。

そば粉を使うと小麦粉で作るクレープよりも粉っぽくなりがちなので、なるべく水を足して液状に仕上げるのがおいしく仕上げるコツ。

 

出来上がった生地をフライパンやホットプレートに薄く丸く広げて両面を焼き、真ん中に好きな具材をのせて正方形になるようにたためば完成です。
もっともスタンダードな具材はチーズとハムと卵で、「ガレット・コンプレット」と呼ばれています。

 

本場ブルゴーニュ地方では、ガレットはりんごのお酒「シードル」と一緒に食べるのが一般的なのだとか。シードルはりんごの自然な甘みと旨味がたっぷりで、ガレットをはじめさまざまな食事とも好相性。シュワっと弾ける発泡酒で、軽やかな飲み口もまた魅力です。

ガレットを食べるときにはシードルも一緒に楽しみ、フレンチ気分を味わってみてはいかがですか?

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